2020年競馬総括(古馬):牝馬がほぼ制圧した1年

有馬記念が終わりました。

 

今年の古馬戦線(芝)は、一言でいえば、「すさまじく牝馬だらけ」でしょうか。

この記録も当分抜かれないような気がします。

 

今年の古馬混合芝のG1は、

 

高松宮記念

大阪杯

天皇賞

安田記念

宝塚記念

スプリンターズS

天皇賞

マイルチャンピオンシップ

ジャパンカップ

有馬記念

 

の10レースです。

 

それで、牡馬が優勝したのは、なんと、たったの1つだけです。

フィエールマンの天皇賞春のみ。あとはすべて牝馬が優勝しました。

 

天皇賞春は67年間牝馬が勝てていない異質なG1であると考えると、

「3000m以下の混合G1は、すべて牝馬」というのが適切なのかもしれません。

 

牝馬全盛ですね。

 アーモンドアイの登場が、競馬界をすべて変えてしまったのでしょうか。

ウォッカダイワスカーレットブエナビスタ世代、ジェンティルドンナ世代という牝馬が活躍した年代はありましたが、ここまでではありませんでした。(最大でも古馬混合G13個くらい?)

ちなみに、アーモンドアイがG1戦線に登場する前の2017年はどうだったかというと、すべての芝の古馬混合G1を牡馬が優勝してます。

こんな時代が来るとは思いませんでしたね。

ヒシアマゾン、エアグルーブが女傑と呼ばれた時代が懐かしく感じます。

 

2021年は、アーモンドアイ、ラッキライラックが引退しましたが、

クロノジェネシス、グランアレグリア、デアリングタクトという強力メンバーが

まだいます。

コントレイル等牡馬はこの勢いを止めることができるでしょうか。

楽しみな1年になりそうです。