皐月賞トライアルも終了し、そろそろPOG(ペーパーオーナーゲーム)では、次年度の検討が始まりそうな状況です。
POGの醍醐味としては、未来を予測し、どんな馬をとるか、とれるかというところです。自分のとった馬が、G1戦線で活躍すると、本当の馬主のようにウキウキしますね。
2歳戦、3歳戦ですと、G1の前にトライアルもありますが、それ以外に俗に”出世レース”と言われているものがあります。勝った馬や参戦した馬が、何頭もクラシックレースのような大レースを勝ったり、活躍したりしているレースです。そのようレースに自分の指名した馬が出走し、そして勝ったときは、その後のG1ゲットを期待することができ、本当にうれしくなるものです。
出世レースの有名どころですと、重賞では、
ディープブリランテ、コントレイルが衝撃的な勝利を飾って、ダービー馬まで上り詰めました。
ディープブリランテVSゴールドシップや、ドゥラメンテVSリアルスティール。3強皐月を豪快に差し切ったディーマジェスティとかも、このレース。
昔ですと、ナリタブライアン、ジャングルポケットや、ダート替わりですがエルコンドルパサーもこのレースの勝ち馬です。
重賞以外ですと、
ディープインパクトのこのレースは伝説ですが、それ以外でもマカヒキやアンライバルドもここをしっかり勝ってます。
◆エリカ賞
エイシンフラッシュを輩出してますし、かつてですとクロフネがレコード勝利したりとかありますね。
というのがありますね。
ひと昔ですと、「ラジオたんぱ杯3歳S」でしたね。タキオン、ジャンポケ、クロフネの伝説レースがありました。今は、ホープフルSとしてG1になってしまいましたが。
そんな中で最近の超出世レースといえば、”ダービー翌週 安田記念の日の東京1600m新馬戦(混合)”ではないかと思ってきてます。
最近の勝ち馬を見てみましょう。
◆2013年 イスラボニータ:皐月賞優勝 ダービー2着 マイルCS優勝
◆2015年 ロードクエスト:新潟記念優勝 NHKマイル2着
◆2017年 ステルヴィオ:朝日杯2着 スプリングS優勝 皐月賞4着 マイルCS優勝
◆2018年 グランアレグリア:朝日杯3着 桜花賞1着 4歳戦でG13勝
◆2019年 サリオス:朝日杯優勝 皐月2着 ダービー2着
◆2020年 ウインアグライア:2021年1月で既に3勝目。
単なる一般戦で、このメンツはすごすぎますよね。ダービー馬は出てないですが、年末のG1、または3歳戦でのG1でこんなに多くの馬が活躍できてます。
特に20年は、ウインアグライアは、8番人気の単勝万馬券で優勝。そういうケースは、その後さっぱり、なんてことも多いのですが、前述の出世レースである若駒ステークスに唯一牝馬で参戦して見事制してます。
まだダービーまで丸1年もあるなかで、これだけの馬を輩出できるレースはなかなかなく、開催が超早い超出世レースといっても良いのではないかと思います。
POGは、ダービーの前後でドラフトや選択馬を決めるのが一般的です。ダービーの翌週ですから、選択馬を決めるときには、おおむね調教状況などをわかっていることから、選びやすいタイミングです。もしこのレースに出走の馬を指名でき、そして勝てた場合は、「この馬は出世する!POGも優勝だ!」という期待を持てる1年になりそうです。
今回触れたサリオスが活躍した年のクラシックはこちら↓